旅行シリーズ夏編。イメージ場所は夏の秩父。
何故秩父なのかというと、単純に作者が夏をよく過ごしていたからです。
・ピュラモスとティスペ、桑と亘
終わってしまったチルドレンの物語を軸にしています。そのため、ロミオとジュリエットの元でもあるこの名を選びました。
桑と亘もそこから。
彼らは思い合っていましたが、罪は消えないということが重要なところになります。
いうなればシナリオクリアでは物理的には桑は救えませんが、心理的には何かが動いた、そういった落としどころのシナリオです。
・プラセンタリボン事件
これは作者が「Crumble days」からの宛書き不定期キャンペーンで書いたシナリオ「Stella Maris」でのメイン事件となります。Stella Marisは初めて書いたシナリオでもありますが、このシナリオを練っているときにふと彼らの真相の事件が既に終わった事件、PLの関与できないところでの事件ということで関連性を持たさせていただきました。もちろん、このシナリオではあえてこの事件には深堀りできないようになっているのは意図的な部分です。
この作者チルドレン大好きですね。
・”スプリングラット”黒木大和
かつてGMしたPCたちの継続用に書いたシナリオ(のちのrebellion cry)にて出したNPC。
当時は立ち絵がなかったのですが、この度立ち絵実装となりました。
イメージはクロネコヤマトのおにいさん。ハムスターを連れている様子のおかしいかわいいエージェントが出したくてゲスト出演……のつもりが思ったより活躍しました。
どこの支部の仕事もやる便利な運び屋さんなので、いつかまた会うかもしれませんね。
・FH収容施設について
ジャームになったらUGNで冷凍保存されるという設定を聞いた時からずっと出したかった施設とシチュエーション。
今回桑はジャームではありませんが、実質囚人のような状態で面会し、依頼を受けるという映画のような状況は緊迫感とエンディングのやるせなさともつながるようにしています。
・9月になるまで
このシナリオは夏から出てこれない村の話です。
元ネタタイトルの9月になることが9月になった今からの追憶ならば、9月になるまでは8月31日をいかに踏み越えるか、という話になります。
夏の追憶の話なので、出てくる村の様子も理想と希望を混ぜた都合の良いものになっています。
以下、イメージソースにしていた楽曲。