・タクティカルファッション編

 

様々なご縁があり、GMした卓のPCくんのぬいを作らせていただけることになった(というか作りたいとこっちからお願いした)
以下、制作記録。

型紙は先日の御堂筋同様、たきゅーとさんのおすわりぬいぐるみ+服は推しぬいブックの型紙改造。
今回のチャレンジとしては、
・髪を袋縫いにする
・テカテカ素材をどう再現するか
・15cmぬいサイズのベルト表現
この辺りに絞った。

まず、顔の刺繍について。……めちゃくちゃ上手くなった気がする。
大きな改善点として、糸を引きすぎない・緩めに浮かせて刺繍していく。このあたりが功を奏したと思っている。同時に刺繍していたもう縁ある1キャラクターもかなり良くできた。
傷跡のあるキャラクターなので、コピックで慎重にペイントをした。しばらくチークもなかったが、入れたほうが可愛かったので手足の先と頬、耳にバーサクラフトでぽんぽんと入れた。チークはピンク一色、コーラル一色だと違和感があるのでグラデーションにするとかなりかわいい。
また、髪を袋縫いにした。かなり試行錯誤したので細部は覚えていないが、やり直しが効きづらい代わりにぬいぐるみ感がかなり高くなりかわいい。

・胴体の縫製について
二度目なので、特筆することは少ないが、一点。ミシン糸を通常の綿の白い糸に変えた。
ナイロン糸は透明で一見便利そうだが、ミシンの糸送りが悪いこと、ほどけやすいことなどから一般的な糸に変更した。
特に見える部分でもないため十分である。
また、顔の部分の型紙についてはなんとなくでぬいの素を購入したときの頭部を使用していたのだが、どうにもあごのぶぶんの収まりが悪い。
次回は全身の型紙を揃えた方がいいかもしれない。

・服について
おすわりぬいぐるみは汎用のズボンの型紙が使えない。前回の御堂筋はスカートであったためその心配はなかったが、今回は素直に型紙の配布元のたきゅーとさんが案内している専用のズボンの型紙にしたところサイズがジャストフィットで助かった。
上着+ベルトはかなり工夫を凝らした。
布地はオカダヤの通販で購入した薄手エナメル。ベルトはクロバー社のバイアステープを作成する器具で作成した。そのままだと折ったところがすぐ開くため、布用接着剤とアイロンは必須である。
図解を見て分かる通り、ジャケットの黄色の意匠は内側に黄色い布地をもってきて再現した。
外側に帯をつけるより、段差が自然になる。
基本的に全ての接着を布用接着剤で行い、着せた後に細かな丈の調整をカットしていった。こういう使い方ができるのが布用接着剤ならではだ。
また、そのままだとコートの広がりが美しくなく、裏地が丸見えになるので着せた後透明のナイロン糸で隠ししつけ糸をいくつか入れた。

以下、今回新たに追加した道具。
・クロバーのバイアステープ作成用の道具
・メカニカルファスナー(ドールサイズのメンファスナーの薄さではピカイチである)

特にバイアステープはぬいサイズの細部のベルト表現に大いに役立つ。様々な太さがあるのでベルトが多い衣装を作る時は試してみるといいと思う。